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熊本ではたらく社長のエアプロ総合研究所

エアプレインプロジェクト代表(熊本ではたらく社長)が、仕事のこと、趣味のこと等々を総合的にお伝えするブログです。

燃費の悪い体質=基礎代謝量が高い=肥りにくい体質

具体的に数字を出して例えてみます。

Aさんの基礎代謝量は、1500kcal
Bさんの基礎代謝量は、1200kcal
(両者の身長・体重は同じとします)

Aさんも、Bさんも、全く同じ内容、同じ量の食事を
1日、1500kcal分、食べます。

1週間後・・・・

それぞれ次の式に当てはめてみます。
(食事ー基礎代謝量)×7日間

Aさん (1500kcal - 1500kcal )× 7  = 0kcal
Bさん (1500kcal - 1200kcal )× 7  = 2100kcal

基礎代謝量だけ見ても
同じカロリーの食事をしても
1日300kcal、1週間で2100kcalもの違いが出てきます。

Aさんは1週間まったく動かなくても体重の増減はありませんが
Bさんは1週間まったく動かなければ、
2100kcalも余分にカロリーを摂取することになり
その分、脂肪として体に蓄積されることになります。

ということは、
現在の体重を維持しようと思えば
Bさんは、1日300kcal分の食事を減らすか
1日300kcal分、運動をしなければならない事になります。

一方、基礎代謝量の高いAさんは何もしなくても良いと言うことになります。

このように基礎代謝量を高めることこそが
肥りにくい体質になると言うことになります。

次回は、ちょっと基礎代謝量からは離れて
「ダイエットの勘違い」についてお話しします。


前回、体が大きい人ほど、基礎代謝量が高いというお話をしました。

そこで生じた疑問が
「肥っていた方が、基礎代謝量が高くて良いんじゃ?」

そうなんです。

机上の計算であれば
基礎代謝量は、ハリス・ベネティクト方程式という計算式で求めることが出来

その計算式は
男性:13.397×体重+4.799×身長×年齢+88.362
女性:9.247×体重+3.098×身長×年齢+445.593
となります。

同じ年齢であれば、身長・体重が大きい人ほど
基礎代謝量が高くなる計算になります。

でも、これはあくまで机上の計算から導き出す数値です。

では、前回同様、車で例えてご説明します。

今度は車体の重さや、大きさ、形はすべて同じ2台の車があります。

A車は最新式の低燃費エンジンを搭載、
B車は性能の悪い燃費の高いエンジンを搭載しています。

ここまで言えば、お分かりですよね。

ガソリンをより多く必要とするのはB車です。

このように、同じ大きさ、同じ重さの車でも
搭載しているエンジンの性能燃費が違ってきます。

人間も同じで
同じ身長、同じ体重でも
体質によって、実際の基礎代謝量は違ってくるのです。

車だったら
皆さんのほとんどが間違いなくA車を選びますよね。

でも人間にとっては
B車のような燃費の悪い体質こそが
基礎代謝量が高く、肥りにくい体質と言うことになります。

エネルギーの無駄遣いをする体質が人間にとっては高性能なのです。

その分、たくさん食べれば元も子もないんですがね・・・。

では次回は、「燃費の悪い体質とは?」についてお話しします。


基礎代謝量は年齢によって低下するとお話ししましたが
実は身長・体重もよっても変わってきます。

簡単に言うと
体が大きい人ほど基礎代謝量は高いと言うことです。

車に例えてみますと
同じ排気量、同じパワーのエンジンを積んだ2台の車があるとします。

A車の車体は軽自動車(仮に500kg)とします。
B車の車体はワゴン車(仮に2000kg)とします。

この2台の車で同じ距離の100kmのドライブを下とします。

どちらの車がより多くのガソリンを必要とするでしょう?

皆さん、お分かりですよね。

もちろんB車の方です。

このときの車が必要としたガソリンの量を
人間の基礎代謝量と置き換えてみてください。

人間が1日間、生命を維持するのに必要なカロリーも
車が100km走るのに必要なガソリンの量と同様
体が大きい、体重の重い人の方が多くなってくるのです。

すると、ここで1つの疑問が生じます。

体が大きい、体重が重い人の方が
基礎代謝量が高いのであれば
ぶくぶく肥って体重が増えた方がいいのでは?

いやいや、やっぱり肥満は何かと弊害がありますから・・・・

では、次回はこの謎を解決したいと思います。